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血糖値とhbA1cの基準!正常値と高血糖の見分け方は?
30代から40代になってくると生活習慣病がぐっと身近になります。そして毎年会社で行う健康診断などでも気になるのが血糖値。
血糖値は体が糖分をちゃんと処理できているかどうかが分かる数値ですから、生きる上でエネルギーとなる糖だけに、低すぎれば低血糖症、高ければ高血糖症(糖尿病がほとんど)と、血糖値が正常でないと糖尿病など怖い病気の原因へと繋がります。
でもイマイチ血糖値の正確な基準が分からないという方も多いのが現実。
そこで血糖値の正常値の範囲と中年期から注意が必要な高血糖の見分け方について書いていますので、ご参考ください。
血糖値とHbA1cについて
まずその前に簡単に健康診断時の血糖値とhbA1cについて説明します。
まず基本的な事として「血糖値とは血中のブドウ糖(グルコース)濃度」です。血液中のブドウ糖が多過ぎても少な過ぎても駄目というわけです。
そして食べたときの血糖値の上昇を調整するのがインスリン(インシュリン)というホルモンです。名前は有名ですから一度は聞いた事があると思いますが、このインスリンは膵臓(すいぞう)で作られて、食べ物から摂取した糖分を脂肪として蓄えたりタンパク質合成を促進したりする役割があります。つまり血液中の糖分濃度を調整する大きな意味があるわけです。
先天性な疾患がない限り、血糖値の異常はインスリンが関係していると言えます。
この血糖値、会社などの健康診断では、随時血糖値(無作為に検査した日常的な血糖値)を1度だけ調べる事が多いです。
たくさんの人を合理的かつ簡易的に検査するためです。
でも本当はこれだけではハッキリと血糖値が正常かどうかが分かりません。血糖値異常は空腹時血糖値(食前)と食後血糖値の関係も非常に重要なんです。
そこで、一般的な健康診断結果の紙には“hbA1c”という%表示がありますが、これも血糖値と関係する数値です。
これは血液中の赤血球に存在するヘモグロビンの中でブドウ糖と結びついたグリコヘモグロビンの割合を調べたもので、検査日より1〜2ヶ月前からの血糖値状態を知る事が出来る数値です。
それともう一つ「尿糖」項目があります。これは尿に糖が出ているかどうかですが、160〜180mg/dLから上の高血糖になると陽性反応が出ます。
(※妊娠中やステロイド剤を使用している方などは陽性となってしまう場合があります。)
これらの数値で正常値を逸脱していると「要再検査」となり、より正確な血糖値検査が必要になる訳です。
随時血糖値とhbA1cの正常値範囲は?
ということで、無作為の随時血糖値の正常な基準値は80以上〜140mg/dL未満とされています。ただし、食事によって大きく変わる血糖値検査では、食後どのくらい経ってからの血糖値かがとても大切なので、「食後どのくらい経ってますか?」などと聞かれるのもそのためです。
本当に医師が調べたいのは、空腹時血糖値と食後血糖値であり、空腹時血糖値の正常値は80〜110mg/dL、空腹時より上がる食後血糖値は140mg/dL未満が正常値です。
以上の事から空腹時血糖値が110mg/dLを超えてしまう場合は、高血糖という事。つまり、随時血糖値で110mg/dLを超えている場合は食後1〜2時間以内でなければいけません。
ちなみに空腹時血糖値が126mg/dLを超えていると「糖尿病」と診断されます。
次にhbA1c値は4.7〜6.1%が正常値の範囲です。そして6.5%以上は糖尿病型となります。
正常型 | 境界型 | 糖尿病型 | |
---|---|---|---|
空腹時血糖値 | 110mg/dl未満 | 110mg/dl以上126mg/dl未満 | 126mg/dl以上 |
ブドウ糖負荷試験 2時間後値 | 140mg/dl未満 | 140mg/dl以上200mg/dl未満 | 200mg/dl以上 |
hbA1c値 (NGSP値) | 4.7〜6.1% | 6.2〜6.4% | 6.5%以上 |
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